転職活動を始めると、まず準備しなければならないのが書類です。「履歴書と職務経歴書、どう違うの?」「40代って何を書けばいいの?」という疑問をまとめて解説します。
履歴書と職務経歴書の違い
履歴書とは
公式な身分証明的な書類です。
学歴・職歴の年表、資格、志望動機、自己PRなどを記載します。書式が決まっており(JIS規格など)、手書きまたはPCで作成します。
主な記載内容:
- 氏名・生年月日・住所・連絡先
- 学歴・職歴(年表形式)
- 保有資格・免許
- 志望動機・自己PR
- 写真
職務経歴書とは
「自分がこれまで何をしてきたか」を詳しくアピールする書類です。
決まった書式はなく、自分でWordやGoogleドキュメントで作成します。経験・スキル・実績を具体的に記載し、採用担当者に「この人を採用したい」と思わせることが目的です。
主な記載内容:
- 職務要約(3〜5行で経歴を要約)
- 各職場での仕事内容・実績(数字で示す)
- 保有スキル・使用ツール
- 自己PR
どちらが重要?
選考では職務経歴書の方が読まれます。
採用担当者は「何ができる人か」を知りたいので、実績や経験を具体的に書いた職務経歴書を重点的にチェックします。履歴書は「基本情報の確認」という位置づけです。
40代が意識すべき書き方のポイント
職務経歴書:実績を数字で表す
40代の強みは「経験と実績」です。それを抽象的に書くと伝わりません。
NG例
営業として顧客対応を行い、売上向上に貢献しました。
OK例
法人営業として新規開拓を担当。担当顧客数80社、年間売上1.2億円を達成。前年比115%の成長に貢献。
数字がなければ作れません。まずは過去の仕事を振り返り、「何件・何%・何万円・何人」という数字を思い出す作業から始めましょう。
職務経歴書:マネジメント経験は必ず書く
40代であれば、チームリーダーやプロジェクトリーダーの経験がある方も多いはず。
「〇名のチームをまとめた」「後輩の育成を担当した」という経験は、同年代の応募者との差別化になります。積極的に記載しましょう。
職務経歴書:長くなりすぎない
経験が豊富なため、ついあれもこれも書きたくなりますが、2〜3枚以内にまとめましょう。
採用担当者は多くの書類を見ています。「読みやすく、要点が伝わる書類」の方が好印象です。
直近10年の経験を中心に書き、それ以前は簡潔にまとめるとバランスが取れます。
履歴書:志望動機は使い回しNG
履歴書の志望動機は、応募する会社ごとに書き直すのが基本です。
「御社の企業理念に共感し」「安定しているから」のような抽象的な内容はマイナス評価になります。
「御社の〇〇事業に関心を持ち、前職での〇〇の経験を活かして貢献できると考えました」
のように、会社と自分の経験をつなぐ一文を必ず入れましょう。
写真:プロに撮ってもらう価値あり
スマートフォンの自撮りや古い写真の使い回しは避けましょう。
証明写真機でもよいですが、40代であれば写真スタジオでビジネス写真を撮ってもらうことをおすすめします。第一印象は写真から始まります。
よくある失敗
職歴の空白を隠す 育児・介護・病気療養などで職歴に空白がある場合、隠そうとすると面接で必ず突っ込まれます。正直に書いた上で「この期間に〇〇を学んだ」「現在は解消している」と前向きに説明する方が好印象です。
誤字脱字 特に手書きの場合は要注意。PCで作成する場合も、仕上がったら必ず声に出して読み直しましょう。
フォントやレイアウトがバラバラ 職務経歴書はWordやGoogleドキュメントで作りますが、フォントを統一し、見出しと本文のメリハリをつけると読みやすくなります。
まとめ
| 履歴書 | 職務経歴書 | |
|---|---|---|
| 目的 | 基本情報の確認 | 経験・実績のアピール |
| 書式 | 決まっている | 自由 |
| 重要度 | 基本 | 選考の核心 |
40代の書類作成で大切なのは、「経験を具体的な数字と言葉で伝えること」。
まずは過去の仕事を振り返り、実績を書き出す作業から始めてみてください。それだけで、書類の質がぐっと上がります。