転職活動を始めようと思ったとき、最初に何をすればいいかわからない——そんな人は多いと思います。
わたしもそうでした。「転職活動=求人を探すこと」だと思っていたのですが、実際に動き始めて気づいたことがあります。
まず最初にやるべきは、求人探しではなく「自分の棚卸し」でした。
そして、その棚卸しのきっかけになったのが、転職エージェントへの登録でした。
転職エージェントの面談が「棚卸し」になった
転職エージェントに登録すると、まずオンラインで面談があります。
そこで聞かれることは、主にこんな内容です。
- これまでの職歴・担当してきた業務
- 転職しようと思ったきっかけ
- 希望の条件(給与・勤務地・働き方など)
- 今後目指したいキャリア・働き方
「面接みたいで緊張する」と思うかもしれませんが、面接ではありません。あくまでも、自分に合った求人を紹介するための情報収集です。
わたしは答えるのが得意ではないので、最初にそのことを担当者に伝えました。それだけで少し気持ちが楽になりましたし、担当者も丁寧に引き出してくれました。答えるのが苦手な方は、事前に伝えておくのがおすすめです。
面談を経て、「自分が何を求めているのか」「何を大切にしたいのか」が少しずつ整理されていきました。誰かに話すことで、頭の中がクリアになる感覚がありました。
担当者との相性が大事——「当たり」を引くコツ
エージェントの面談で感じたのは、担当者との相性が思った以上に大切だということです。
引き出すのが上手な担当者に当たると、自分でも気づいていなかった希望や強みが言語化されていきます。反対に、こちらが話しにくい雰囲気だと、なかなか本音が出てきません。
「なんか話しにくいな」と感じたら、担当者を変えてもらうことも選択肢のひとつです。遠慮せずに伝えていいと思います。
「紹介できる案件はありません」と言われた話
ここは正直に書きます。
複数のエージェントに登録したのですが、あるエージェントには**「紹介できる案件はありません」とはっきり言われました。**
40代・派遣社員・正社員未経験——この条件が重なると、扱える案件が限られるエージェントもあります。わたしが探していた事務・経理職の案件が少ないエージェントや、年齢制限のある案件しか持っていないエージェントもありました。
最初はショックでしたが、今思えば「このエージェントでは難しい」というだけの話でした。
別のエージェントに登録したら、条件に関わらず紹介してもらえる案件がありました。
エージェントによって持っている案件は全然違います。1社に断られても、そこで終わりではありません。複数登録して、自分に合うエージェントを探すことが大切です。
エージェントの仕組みと、流されないための注意点
転職エージェントは無料で使えますが、その仕組みを知っておくことが大切です。
エージェントのビジネスモデルは、紹介した人材が採用されると、企業からおよそ年収の約3割が支払われる成果報酬型です。つまり、採用が決まることで初めてエージェントに収益が入る仕組みです。
これは悪いことではありません。ただ、この仕組みを知らないままでいると、気づかないうちに「エージェントが推したい求人」に誘導されてしまうことがあります。
面接を受けるかどうかの最終判断は、必ず自分でしてください。
採用になってから「いいと思ったから受けたんですよね?」と言われないためにも、自分の軸をしっかり持っておくことが大切です。面談前に「譲れない条件」を整理しておくと、流されにくくなります。
面接対策を受けられるのも大きなメリット
エージェントを使うメリットのひとつが、面接前に対面で面接対策をしてもらえることです。
面接が苦手な方、これまで面接対策をしたことがない方にとっては、特に大きな学びになります。「どんな質問が来るか」「どう答えればいいか」を事前に練習できるのは、独りで転職活動をするよりも大きなアドバンテージです。
わたし自身、この対策が面接本番でとても役立ちました。

まとめ
- 転職活動の第一歩は求人探しではなく「自分の棚卸し」
- エージェントの面談が、棚卸しのきっかけになる
- 答えるのが苦手なら、事前に伝えておくと安心
- 担当者との相性が大事——合わなければ変更を申し出てOK
- 「紹介できる案件はありません」と言われても終わりではない
- エージェントは複数登録して、合うところを探すのがおすすめ
- エージェントの仕組みを理解して、自分の軸を持って使う
- 面接対策を受けられるのも大きなメリット
エージェントは使い方次第で、とても心強い味方になります。うまく活用しながら、自分に合った転職活動を進めていきましょう。