「辞めたい」——そう思うと、気持ちが先走ってしまいがちです。
でも、すぐに辞めるのは現実的ではありません。
退職後の仕事、生活、お金……いろいろな不安が重なると、焦って妥協してしまったり、似たような環境で同じことを繰り返してしまう、ということにもなりかねません。
まずは、働きながら転職活動をしましょう。
在職中に転職活動をするメリット
焦らずに選べる
在職中に活動する最大のメリットは、「焦らなくていい」ということです。
収入が続いているので、「早く決めなければ」という焦りが生まれにくい。いい求人がなければ、今の仕事を続けながら待つことができます。
もしかしたら、ほかの会社を見たうえで「今の仕事の良さ」に気づくこともあるかもしれません。転職活動は、今の環境を客観的に見直すきっかけにもなります。
自分のペースで比較できる
在職中であれば、複数の会社を比較しながら慎重に選ぶことができます。
「この会社でいいのかな」と迷ったときも、今の仕事に戻る選択肢があります。その余裕が、結果的に自分に合った会社を見つける力になります。
自分の良さをしっかり引き出してくれて、マッチングする会社が見つかれば、迷わず転職に進めますよね。
在職中の方が採用されやすいケースもある
採用する側から見ると、「今も働いている人」の方が安心感を持たれる場合があります。すべての会社がそうではありませんが、在職中であることがプラスに働くこともあります。
どうしても今すぐ辞めなければならない場合
派遣社員のように契約期限がある、精神的にどうしても続けられない——そういった事情がある方もいると思います。
そういった場合は、退職前に生活防衛資金を確保しておくことが大切です。
生活防衛資金の目安は6ヶ月分
生活防衛資金とは、収入がゼロになっても生活できる期間分の貯金のことです。
目安として、生活費6ヶ月分あると安心です。転職活動が長引いたり、入社後に合わなかった場合のことも考えると、余裕を持って備えておきたいところです。
貯金がない場合はどうする?
「6ヶ月分なんて無理」という方も、現実には多いと思います。
そういった場合は、以下のような選択肢を考えてみてください。
実家や家族に頼る 一時的に実家に帰る、家族に生活費を援助してもらうなど、頼れる環境がある場合はためらわずに頼りましょう。転職という大きな転換期に、サポートを借りることは恥ずかしいことではありません。
失業給付が入るまでの生活費だけでも確保する 契約満了による退職の場合、失業給付はすぐに受け取れます(自己都合と違い待機期間なし)。給付が入るまでの1〜2ヶ月分の生活費だけでも手元に残しておくと、精神的な余裕が生まれます。
退職前から節約・貯蓄を意識する 「辞めようかな」と思い始めたタイミングから、少しずつ貯蓄を増やしておきましょう。外食を減らす、サブスクを見直すなど、小さなことの積み重ねが助けになります。
まとめ
- 「辞めたい」と思っても、すぐに退職するのは焦りのもと
- まずは在職中に転職活動をするのがベスト
- ほかを見ることで、今の仕事の良さに気づくこともある
- どうしても辞める場合は、生活防衛資金6ヶ月分が目安
- 貯金がない場合は、家族に頼る・失業給付までの分だけ確保するなど工夫を
転職は「逃げ」ではありません。自分に合った環境を探す、前向きな行動です。ただ、焦って動くと後悔しやすい。だからこそ、準備を整えながら、自分のペースで進んでいきましょう。